餃子の皮の色が暗い気がします

2023/11/17更新

国産小麦は外国産に比べ、灰分(かいぶん)が多く小麦の風味が強いのが特徴です。灰分とは、小麦の胚芽等の部分に含まれる成分です。さらに、灰分は時間が経つにつれて若干黒み(茶色み)を帯びるという性質があります。

市販されている外国産小麦粉使用の製品と比べた場合、上記の理由から国産小麦粉使用のものは黒めであり、さらに製造から時間が経ち賞味期限に近づいてくるとわずかながら変色が進んできます。国産原料由来の特徴ですので、正常品として取り扱っています。

なお、小麦粉には一般的に、ふすまと呼ばれる小麦の外皮が、細かな状態で含まれています。ふすまは黒色や茶色をしており、小麦粉の加工品(特に生製品:餃子の皮や麺)では、経時的に熟成が進んで透明感が出ることなどで、目立ちやすくなります。特に餃子の皮のような白く面積の広い製品では目立つため、異物やカビとご指摘いただくことがあります。

このようなふすまの発生は抑制が非常に困難であるため、製品パッケージに注意表示を記載させていただいております。


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