飼料(エサ)の違いなどによる風味の変化、またはニオイ移りの可能性が考えられます。
牛乳の原料となる生乳は、乳牛が生み出す自然の産物です。主に飼料(エサ)や飼育方法の違いにより乳量や乳成分が変化し、味や香りコクなど風味にも影響を与えます。酪農家は栄養バランスを考えて、牧草やトウモロコシなど様々な種類の飼料をそれぞれの配合で乳牛に与えます。また、乳牛は暑さが苦手なため夏は食欲が減り水分摂取量が多くなりますが、冬はその逆ですので季節も影響します。
また、牛乳類は一般的に香気(かおり、ニオイ)を吸着しやすい性質をもっています。臭気の強い薬品類や香気性の強い食品(柑橘類、香味野菜、魚等)と一緒に保存した場合、紙パックを通してニオイを吸着し、移行臭(ニオイ移り)を感じる場合があります。なるべく牛乳の近くにニオイの強いものを置かないよう注意してください。