缶を開けたところ、中に糸状のものがありました

2023/11/17更新

ツナ缶などの缶詰製品の多くは、缶胴や缶蓋の内側に、内容物と缶の鉄面が直に接して内容部に影響を与えないように、ペットフィルムのコーティングが施されています。

缶のふたを開封する際にコーティングの一部が剥がれてしまうことがあり、これは缶詰業界では「エナメルへア」と呼ばれている現象で、缶の開け方にもよりますがおよそ100万缶に0.3缶の割合で起きていると言われています。

この内面のペットフィルムは、ペットボトルの樹脂と同じ材質を使用しており、食品衛生法で決められている材質(ペットボトルの樹脂と同じ材質)で、万が一、口にされた場合にも体内で溶け出し吸収されるようなことはなくそのまま排出されます。

そのため、健康に悪影響を及ぼすことはございませんので、この点につきましてはご安心いただけますと幸いです。

全く剥がれないようにすることは現在の技術では難しい状況ですが、製缶メーカーでは改善できるよう研究を進めています。
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