砂糖は梅から出るエキスによって溶けます。室温、びんの大きさ、梅の個体差により、エキスの出方が違い、毎年同じ作り方をしていても砂糖が溶けず、残ってしまうことがあります。
毎日よく振っても砂糖が溶けない場合、下記の2つの方法で溶かすのがおすすめです。
●酢を入れて溶かす方法(梅1kg・砂糖1kgで作った場合)
液量を増やし砂糖を溶かします。
1、酢を大さじ1~2程度、少しずつ入れて混ぜる。
2、それでも溶けなければ大さじ1を加えて、同様に混ぜる。
3、溶けきったら冷蔵室で保存する。
※酢を加えることで、酢の風味や酸味が増します。
※酢を入れすぎると味が変わってしまうので、加える量は大さじ3が限度です。
●加熱して溶かす方法
シロップの温度を上げて砂糖を溶かします。
砂糖が溶けないまま、発酵してしまったときにもおすすめの方法です。
1、梅の実を清潔なトングやスプーンなどで取り出す。
2、びんが入る大きめの深鍋に湯を沸かし、シロップの入ったびんごと入れて温める。
3、シロップの温度が70℃ほどになったら、清潔な菜箸などでシロップをかき混ぜて砂糖を溶かす。
※やけどに注意してください。
4、(取り出した梅の実からエキスがまだ出そうなら、粗熱がとれたシロップに戻し)冷蔵室で保存する。