「核割れ」という、生理障害によるものです。
成熟した実の内部で核(種の部分)が割れる現象で、特に梅雨時期の早生種に多く見られます。
雨が多くなると実の肥大が速くなるため、それに引っ張られて核割れがおきてしまうようです。
なお、食味に影響することはありません。
ただ、枝を伝った雨水が割れた核に入り込んだ場合、内部にカビや傷みなどの品質劣化を引き起す場合もあります。
実の形が極端に変形している桃は「核割れ」している可能性があるため、出荷基準外としています。
ほとんどの場合は外見からは判断できず、切ってみないとわからない現象です。