ペットボトルの取扱いがなかったのに扱うようになったのはなぜですか?

2023/2/14更新

当時、回収された使用済みペットボトルは海外に輸出されるか、衣料用の繊維や梱包資材、文房具などの原料となる「再生PET」を製造するのが一般的でした。
そのためペットボトルを作るには常に石油を使用しなくてはならず、使い続ける限りいつかは資源の枯渇という問題をはらんでいました。
こうした資源の枯渇に加え、製造時のCO2排出、海洋プラスチックの問題など、環境への負荷が懸念され、パルシステムではペットボトルを容器包装とした飲料の取り扱いを見送ってきました。
そんな中、ペットボトルを取り扱うきっかけとなったのは2011年の東日本大震災でした。ライフラインとして、また備蓄のためにも『衝撃に強く、持ち運びやすく、ふたの開け閉めが容易なペットボトルの水を』意見が組合員の声として上がりました。環境だけでなく防災という観点にまで広がり、そのタイミングでBtoB(ボトルtoボトル)という100%リサイクルペットの技術を確立したペットボトルメーカーとの出会いがありました。BtoBは、使用済みペットボトルも資源として循環させることができ、また、CO2排出削減につながります。生協の「届けて、回収する」という独自の物流システムも適応していました。
繰り返し何度でも再生できるB to Bのペットボトルなら、パルシステムが取り扱う商品としてふさわしいのではないかとの声が上がり、2016年、ペットボトルでの水の供給を開始しました。(パルシステム東京を除く)
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