冷凍野菜について、明らかに加熱しているのに「加熱してありません」と表示されているのはなぜですか?

2023/11/17更新

調理上の完全加熱ではないので、「加熱してありません」と表示されます。
冷凍野菜は急速凍結する前に、90~100℃くらいの湯で調理加熱の75~80%程度加熱する、「ブランチング」という工程があります。
ブランチングは野菜の持つ酵素の働きを止め、長期間品質を保つために行う下処理で、調理上の完全加熱ではないので、表示上は「凍結前加熱の有無(※):加熱してありません」となります。
食べるときは自然解凍ではなく、必ず加熱してご利用ください。

※凍結前加熱の有無
冷凍食品のうち、食べる前に熱を加える商品に対して表示が義務づけられているものです。
「加熱してあります」:製造の際、製品を凍結する直前に加熱したことを表しています。
「加熱してありません」:製造の際に加熱の工程がない、ブランチングのみで完全加熱ではない、あるいは、加熱後に切る盛り付ける等の工程を経て凍結をしたことを表します。


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