牛乳の消費期限が市販品より短いのはどうしてですか?

2024/3/19更新

市販される多くの牛乳よりも、低い温度で殺菌しているからです。

市販品の牛乳は、原料となる生乳を生産地から消費地近郊の牛乳工場まで搬送し、短時間で大量に処理できる「超高温瞬間殺菌(120~130℃、2~3秒間殺菌)」で製造されています。ほぼすべての菌を死滅させるため賞味期限を長くすることができます(※)。非常に高い温度で殺菌処理をしますのでたんぱく質の変性による独特の風味(焦げ臭、人によってはコクと感じる)があります。

パルシステムでは、生乳本来の風味を活かすために各産地の近郊工場で、72~75℃、15秒間殺菌の「高温短時間殺菌」の牛乳をメインにお届けしています。『いわて奥中山高原の低温殺菌牛乳』は、さらに低い温度の、65℃30分間殺菌の「低温長時間殺菌」です。
人に有害な細菌などは死滅しますが、殺菌温度が低いためにすべての菌を死滅させることができないため、安心して飲んでいただけるように消費期限を短くしています。

※一般的に、消費期限は、品質が急速に劣化する食品に表示するものであり、賞味期限は、比較的傷みにくい食品に表示するものです。
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