内部被曝は外部被曝より影響が大きいと聞いたけど、本当?

2016/12/6更新

「外部被曝」とは身体の外から放射線を浴びる被曝で、レントゲン撮影によるエックス線の被曝が代表的なものです。「内部被曝」とは体内に入った放射能から出る放射線による被曝で、食品に含まれる放射能による被曝やラドンによる被曝が代表的なものです。

放射線には、ガンマ線(γ線)、ベータ線(β線)、アルファ線(α線)などいろいろありますが、おおむね破壊力(細胞にダメージを与える力)が大きな放射線は、透過性(物体を通過する性質)が小さいという関係があります。ベータ線、アルファ線は破壊力はあるものの、アルファ線なら空気中でも数cmで消えます。身体に当たっても、皮膚にダメージを与えるだけで、体内まで達しません。透過性が小さいことは、物質と反応しやすいことを示すもので、ベータ線やアルファ線を出す放射能を体内に取り込んだときは、周囲の細胞がベータ線やアルファ線によって大きなダメージを受けます。

そのため、外部被曝よりは内部被曝の方が影響は大きいという意見が専門家の中にもあります。私たちはそうした意見を踏まえ、食品の放射能を低減する取り組みを進めています。

ただし、外部被曝も大きな問題で、福島第一原発事故による放射能汚染が高い地域では、住民の外部被曝量は、一般人の被曝限度である年間1ミリシーベルトの数倍にもなってると推定されています。こうした状態が放置されているのは大変な問題です。



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